そういうお子さんは実は多いです。
手のひらが敏感すぎる、というか、
手のひらに様々な触覚体験をさせてあげられていない、
という段階の小さなお子さんに多く見られます。

転んでも、手が汚れるから手をつかない。
そういう転び方をするから、いきなり顔を地面にぶつけてしまう。
というお子さんも多いです。

そして、
「無理やり土や虫を触らせたりすると、
もっと嫌いになりそうだから嫌がることはさせない。」
ということで無難な遊び場を探すという流れになっているようです。

手で色々なものを触って知っていく。

上手に転ぶことを覚えることで大けがを防げるようになる。
自分の身を守る感覚を体得する
ということが幼児期には必須なのですが・・。

幼児期に、安全に自然あそびができるやりかたを知らずにすごしてしまうと、
大きくなってもっとダイナミックに遊びたくなったときに、
いきなり大けがをしてしまう・・ということに繋がっていきます。

虫といっても何の害もないものからとても危険なものまでいます。

土といっても、健全な土からヘドロのような不健康な土まであります。

そんなことは幼児期の体験で何なく知っておけることでもあるのですが、
遠ざけていると知らないままこどもは大きくなってしまうということに。

すると、
危険を察知して自分の身を守ることができない人になってしまうわけです。
自分の命を守る感覚と術を身につける。

これが自然界の中でのあそびで得られる一番大きなものです。

嫌なことを無理強いするのではなく、
ここなら大丈夫という場所で、大らかに自由に行動させてあげる。

この中に土や虫がいてもきっと大丈夫です。
自分から徐々に近づき、
手にし、
意外にも大好きになることが多いです。

そしてそのそばで、
親御様も一緒になって自然を味わい楽しんでいる姿があれば、
あっというまにこどもは自然大好き、
泥んこ大好き、虫さん大好き
になっていくことでしょう。

房総半島九十九里海岸の近くに「シュタイナーガーデン九十九里」があります。
ここは参加者とスタッフしか立ち入らないプライベートキャンプ場です。

広い草原と小さな畑と管理棟だけのこじんまりとした清潔な場所。

小さなカエルがいて、ちょうちょうやトンボなどが季節ごとに飛び交い、
小さな草花があちらこちらに咲いていて、お花を摘んでも大丈夫。

そんなプライベート草原にテントを張ってキャンプをすることができます。

１歳のおこさんでも大丈夫です。

鳥やカエル、虫たちの声しかしてこない場所で１泊２日を堪能することができます。

これまでの参加者から、

「“まるで暮らしているかのようなキャンプ”で
とても落ち着いてすごせて、大ファンになりました！」

というお声を頂戴しています。
何度もリピート参加してくださるご家族もおられます。